代々木ゼミナール個別指導 菅野 祐孝 先生
『ココが出る!! 日本史ノート 歴史総合, 日本史探究』『タテヨコ 日本史 総整理 テーマ史』(いずれも旺文社)、『日本史図版・史料読みとり問題集』(山川出版社)、『共通テスト日本史〔文化史〕』(教学社)など著書多数。

9月以降の学習内容と分量を考慮すると、文化史だけは必ず夏休み中に完成させておきたい。個別試験対策と難関大対策としては、「教科書学習+サブノート整理+問題演習」という3本柱は崩せない。2学期以降もこのスタイルで近現代史を完成させれば、論述対策や過去問研究にも十分に時間を充てることができるので、これをルーティンとして確実に実行しよう。また、共通テストでは時事問題や社会・世相から歴史を考察する問題も狙われやすいので、ニュース内容や新聞情報なども重要な学習範囲となる。日本史は学習した分だけ確実に点数に反映されるので、計画的に毎日コツコツ積み上げることが大切だ。

1学期に続き、教科書学習を進めて近現代史の要点をサブノートに整理しよう。幕末期から平成時代までの流れを押さえて通史を完成させ、既習内容を問題演習で確認すればよい。これができれば、日本史の学習において基礎知識はほぼ網羅したことになる。

「歴史総合」に対応するため、世界史の動向に日本がどのように関わってきたかを理解しよう。戦争と経済に焦点を当てながら近現代史を「1860年代の世界と日本」「1920年代の世界と日本」というように10年ごとに区分して整理すれば、約2週間で完成する。

教科書を読む際は、本文だけでは不十分である。欄外の注、写真・絵図のキャプション、地図、年表、人物系図、職制図、統計、グラフ、コラムなどのすべての内容が出題範囲になるので、本文以外のデータをどれだけ確実にマスターできるかが合否のカギとなる。

論述で「○字以内で」という条件がある場合、字数のオーバーは1文字でも厳禁である。ただし、「○字程度で述べよ」という場合は、指定字数の1割の増減(例えば「200字程度」なら180字~220字)まで許容される。原稿用紙を使って字数感覚を身につけよう。

12月に入ったら、志望校の過去問を解いて出題内容や分量、形式、難易度を体感しよう。選択問題が多ければ集中的に正誤判定問題を解き、記述問題が中心であれば漢字力を強化する。過去問は少なくとも5年分はチャレンジして、8割以上の得点を目指したい。

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