河合塾 鹿子島 康二 先生
現代文を中心に、国語科全般の授業を担当。モットーは「語学の才能=努力」で、わかりやすい指導は定評がある。『螢雪時代』特集記事の執筆のほか、「大学受験パスナビ」では入試問題の解説を執筆。

「記述力」には国語力と作文力の2つの側面がある。自分で書くトレーニングは必須で、“理解したつもり”ではダメ。
学力は理解を徹底しないと積み上がらない。ミスをノートに書き出してチェックし、そのたびに修正しよう。
読解力の核心は「論旨を類推する力」。語彙と文法を習得しただけでは古文・漢文の長文は読めるようにならない。
選択肢問題にも記述式問題にも、固有のミスを誘う仕掛けがある。難関校の対策だけでは十分な対応はできない。
国語は積み残しが生じがちな科目だが、長期間放置すると学力は落ちるため、各分野の学習をバランスよく進めよう。
国語は「言葉についての知識量の勝負!」とも言えるので、文章読解を徹底的に行えば誰でも必ず伸びる。「国語の学力は伸びないのでは?」という心配は不要だ。ただし、停滞はストレスになる。スムーズに学力を伸ばすには、①各分野ともブランクを空けずに、② 知識の確認と長文読解を行うこと、③ミスをそのつどチェックして理解の不備を補うこと、 ④解答・解説を見て(インプット)わかったつもりにならずに、自分で記述して説明する(アウトプット)力を鍛えること、がポイントだ。逆に、これらのポイントがすべて押さえられていれば、遠からず確実に学力は伸びるので、焦ってやり方を変えないほうがいい。


いくら解法を習得しても、「なんとなく」解いていては無意味だ。また、知識を習得しても、演習のつどミスを修正できなければ、成績は安定・向上しない。知識や解法に即して「解き切る」こと、演習後にミスの理由を突き止めて解消することを徹底したい。難関大でも問題の半分は標準的なものである。敗因を修正できれば、合格圏内に入れるはずだ。

これは問題演習の不足が原因だ。長文読解の実戦力とは「語彙力や文法知識を用いて文章の内容を類推できる」ことであり、基礎知識は手段に過ぎない。対策としては、演習後に現代語訳や解説を熟読し、習得した知識がどう反映されているか理解することである。可能なら5行ほどでも現代語訳に挑戦し、教材と照合すると、読解力は格段に向上する。

この症状は、要するに「現時点ではそのレベルの学力に留まっている」ということを意味しているだけ。「何か間違った学習をしているのでは?」と不安になる気持ちはわかるが、焦って学習法を変えることは絶対に避けるべきだ。覚悟を決めて、従来の学習を続ければよい。現状を早く切り抜けるには、もちろん演習量を増やすことである。
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