駿台予備学校 大森 徹 先生
生物を得意にさせる救世主として有名。『大森徹の入試生物の講義』『生物 基礎問題精講』(旺文社) 、『大森徹の最強講義126講 生物』『大森徹の最強問題集172問 生物』(文英堂)、『理系標準問題集 生物』(駿台文庫)など著書多数。

曖昧な知識はかえって混乱を招いてしまう。正確で確実な知識に仕上げないと得点に結びつかないと心得よう。
苦手な単元・分野はやる気が湧かないことが多い。しかし、その単元・分野こそが伸び悩みの原因になっている。
知識を得ただけでは、得点に結びつかない。問題の中で使う練習をすることで“使える知識”に育てる必要がある。
まったく同じ問題は出題されないので、考察問題では思考過程や周辺知識も得るように学習を深めてほしい。
実際に答案を書くことによって、知識を確認でき、字数を意識したり、漢字の間違いにも気づける。
焦りから中途半端な理解のままに先へ先へと進めていきがちだが、そうして得た知識はいくらあっても得点に結びつかない。それどころか、中途半端な知識は迷いを生じさせて、成績の伸び悩みにつながってしまう。焦る気持ちをぐっと押さえて、「今日は呼吸の計算をマスターする!」などとテーマを決め、それに全集中するようにしよう。実験・考察問題では、結果の答えだけを気にせずに、解答に至るための思考過程を身につけること。論述問題も、模範解答を丸暗記するのではなく、「なぜこの内容を答えないといけないのか?」を納得すること。このように丁寧に学習していくうちに、伸び悩みは解消できる。


知識を増やすことばかりに注力せず、知識を得たらすぐにそれを問題の中で確認しよう。インプットとアウトプットを並行させて学習することが重要だ。問題を解きながら知識を確認し、同時にその知識をどこでどのように使うか訓練していくことで、得点力はアップする。標準的な頻出問題が網羅されている問題集を1冊完璧になるまでやり抜こう。

実験・考察問題では、問題の正解だけを覚えてもまったく役に立たない。「どのような思考過程で解答にたどり着けるか?」「そのための手がかりやヒントはどこにあったか?」「その手がかりをどのように使えばよいか?」を問題を解く中で考えていく必要がある。思考過程のパターンがつかめれば、初見の実験・考察問題も解けるようになる。

いきなり模範解答を丸暗記するのではなく、まずは「なぜこの内容を書かなければいけないか?」を考えること。そして、書く内容をしっかり納得したうえで、英作文で基本例文を暗記するように模範解答を覚えてしまおう。そのような学習の中で、問われている内容を見抜く力、生物特有の表現の仕方、使うべき生物用語なども身についてくる。
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