
いよいよ共通テスト目前。受験生だけでなく、保護者も不安になりがちな時期です。そこで今回は、体調管理や脳にいい食事、家庭内のコミュニケーションといった分野ごとに専門家に取材。保護者ができるサポートについて、実践的なアドバイスをいただきました。
これから来年の春にかけて、共通テストや私立大の入試、国公立大一般選抜と試験が続きます。不安やプレッシャーに襲われ、心身のコンディションを保てない受験生は毎年多くいます。同時に、保護者にも平常心でいられない人が多く出てくる時期なのです。
受験生が試験本番でしっかり実力を発揮するためには、心身の安定が欠かせず、そのためには保護者によるサポートが大切です。専門家の知見から、受験生を支える方法や大切な考え方をぜひ知ってください。

池袋大谷クリニック院長
大谷 義夫 先生
呼吸器内科医。2005年に東京医科歯科大学呼吸器内科医局長に就任。米国ミシガン大学留学などを経て、2009年に池袋大谷クリニックを開院。呼吸器内科のスペシャリストとして、テレビ出演も多数。著書に『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』(日経BP)など。

受験生のお子さんがインフルエンザワクチンを未接種の場合、保護者の方々にはぜひ接種をすすめていただきたいです。共通テストまで残り1か月なら、まだ間に合います。また、ご家族に未接種の方がいるならば、ぜひワクチンを接種してください。
次に大切なのは睡眠です。勉強で忙しい受験生でも、7時間睡眠の確保を目標にしたいところです。私や保護者の方々の世代だと、受験に関して「四当五落」(4時間睡眠なら合格、5時間睡眠なら不合格)という言葉がありましたが、根拠はありません。風邪予防や健康維持につながるので、睡眠時間はしっかり確保するようお子さんに伝えてください。
これからの時期は、決まった時間に起床し、朝食を食べ、就寝する、規則正しい朝型の生活リズムで過ごしましょう。起床後は日光を浴びることをおすすめします。日光を浴びることでセロトニンというホルモンが分泌され、これが約16時間後にメラトニンという睡眠ホルモンに移行します。質のいい睡眠のためにも、起床時間の固定が大切なのです。受験生だけでなく、家族も受験生と同じリズムで過ごし、体調を崩さないようにしましょう。
家庭内で感染症などのウイルスが広がるのを防ぐことも大事です。感染対策として、タオルを共用しないことや、清潔な加湿器で湿度を50~60%に保つことなどは、インフルエンザや風邪の予防に有効です。口腔ケアもインフルエンザ対策に有効なので、歯磨きやフロスをお子さんにすすめるといいでしょう。

インフルエンザと新型コロナウイルスへの備えとして、事前に薬局などで抗原検査キットを購入しておきましょう。キットを使えば、医療機関に行かずとも検査できます。さらにオンライン診療を活用すれば、オンラインで処方箋をもらえます。お子さんの感染を想定し、用意しておきましょう。
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