大前提として、勉強はつらくてつまらないものです。ですから、勉強へのモチベーションが自然と湧くことは期待できません。モチベ維持は、「スキル」です。期間とタスクごとに短期目標を設けることで、勉強のモチベーションを保ちましょう。
目標設定の判断材料は、過去問と学習参考書(以下、学参)の進捗です。
期間ごとの学力到達目標は、過去問を判断基準にして設定します。次のような「8掛け主義」で導き出した数字が目安です。

とはいえ、これはあくまで目安ですし、過去問基準の話。得点率ばかりを追うのではなく、「このレベルの問題を、自分の力だけで正答できるか」を問い続けながら、学参で学力を身につけてください。
タスクごとの到達目標については次ページのルール3で詳述しますが、学参の場合は95%を身につけるのが最低ラインです。もちろん最初はできなくても構いません。復習を重ね、最終的に95%以上をクリアしましょう。英単語集に載っている単語をすべて覚えたって、入試では初見の単語が出ますよね。これは学参も同じで、学参を完璧にしたって、本番の入試では知らない内容が出ます。だから、ふだんの勉強では95%が最低ラインなのです。
ルール1で設定した短期目標は、必ずバッファ(予備日)と復習期間を設けてください。期間の10分の1くらいを充てるのが目安です。1か月(30日間)なら最後の3日間。この3日間は、遅れが出た場合のリカバリーと、総復習をする時間にします(これはルール3で説明する学習法にも当てはまります)。
特に復習に関しては、「理解する」を「身についている」に変える気持ちで取り組んでください。間違えた理由を明らかにし、理解していなかったことを頭に叩き込みましょう。
語句整序問題を例としましょう。僕が授業で解説すると、生徒は納得してうなずきます。でも、その直後に「解答例を見ずに自分で書いてみて」と言うと、書けない生徒が多い。これが、“理解はしているけれど定着してはいない”状態です。ちなみに「人に説明できるか」を定着しているかの判断基準にする場合がありますが、「うまく言えないけれど根拠がある」という状態なら、定着していると判断してよいでしょう。人に説明するのは、別のスキルが必要になるので、僕はそこまでは求めません。
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