
「言われた通りの学参をやったのに、伸びません」という原因の大半は、ルール2で指摘した通り、「定着段階までやっていない」からなのですが、それに関連して、定着しないまま志望校別の対策を求めてしまうと、取り返しのつかないことになります。
確かに「自分の志望大学・学部に特化した指導や学参紹介」は受験生には魅力的に見えるのはわかります。しかし、超難関大から標準的な大学までを含めて、広い意味で言えば「どこの問題であれ、英語の問題にすぎない」のです。つまり根本はもちろん、英語の勉強の大半は、どのレベルの大学を目指すのであれ「同じ」であり、誰もが基本から始まり、標準・応用レベルまでは同じ内容を目指すことになります。ですから、そのレベルに到達するまでは、特殊な対策(たとえば、〇〇大の内容一致対策、□□大の要約問題対策などの特別な対策)をやっている場合ではないのです。そういったことは、秋以降にやることであり、特に今の時期は「当たり前のこと=英語の地力」を鍛えることを最優先させてください。
また、「地力」の意味も誤解のないように伝えておきたいと思います。ルール3で示した通り、分野別に仕上げるのが一番効率が良く、弱点を作らない方法なので、今の時期における「地力」とは、ズバリ「単語・文法、そして解釈の力」と言えます。単語帳、文法の問題集、英文解釈の問題集をそれぞれ1冊は仕上げる(最低でも95%)ことこそが、「地力」を作り上げます。それ以外の勉強(長文に入る、英作文に取り掛かる、など)は、それはそれで良いことですが、「地力の養成」にはつながっていないと自覚しておくと、秋以降に「なんで伸びないんだろう」と悩むことが激減する(おそらくなくなる)はずです。
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