「分散学習」とは、時間を分散させて勉強すること。同じ内容を同じ時間をかけて勉強する場合でも、時間を分散したほうが学習効果が高い(=長期的に記憶が定着する)ということがわかっている。どの程度分散させる(時間を空ける)のが最適かについては研究により諸説あるが、例えば、1時間続けて英単語を覚えるよりも、今日・明日に30分間ずつ分散させて覚えたほうが記憶の定着率は高くなる。
ぜひ実践してほしいのが、前出のアクティブリコールとの組み合わせだ。これは「連続的再学習」とも呼ばれる。アクティブリコールを、間隔を空けて繰り返す。つまり、勉強したこと・覚えたことを定期的に思い出すことで、記憶の忘却を止めることができるのだ。加えて、思い出せなかった内容については、しっかりと復習する。この極めてシンプルな方法で、受験勉強の効率は大きく改善する。



睡眠は、学習や記憶においても大切な役割を果たしている。脳は、覚えた情報を記憶として定着させ、より長期間保持するために「固定」というプロセスを行う。この記憶の固定化は、睡眠中に促進される。脳は、睡眠中も活発に活動しているのだ。
一方、睡眠時間が不十分だと、記憶の固定化を阻害しかねない。「寝ることも勉強」の心がまえで、睡眠時間はしっかりと確保してほしい。また、何かを記憶した後に時間を置かずに寝ると、覚えたことを忘れにくいとする研究もある。覚えたいことを見直してから寝るようにしてはどうだろうか。
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