「精緻的質問」とは、ある知識や勉強した内容について「なぜ?」「どうして?」「どのように?」と踏み込んで質問してみること。深掘りしながら学習することで、理解度や記憶の定着率が上がることが研究でもわかっている。一方、「自己説明」とは、学習者が自分自身に向けて、学習した内容やプロセスを説明すること。具体的には、学んだことを自分に説明する、すでに知っていることと関連づける、自分の理解度を明確にする、といったことだ。自己説明は、学習において重要な「メタ認知(=自分の認知についての認知=自己を客観視すること)」にもつながる。
精緻的質問と自己説明は重なる部分があり、「頭の中で自分自身と質問や会話をしながら学習していく方法」とまとめることができる。勉強しながら「なぜ?」「どうして?」と自分に問いかけ、学んだことを自分の言葉で説明してみる。こうした精緻的質問と自己説明を意識的に取り入れることで、勉強の効果を高められるのだ。


教科書・参考書の文章をただ書き写すノート学習は、科学的には効果が低いことがわかっている。また、内容を要約したまとめノートであっても、要約の得手・不得手により学習効果は限定的だと言われている。そうしたなか安川先生がすすめるのが、コーネル大学のウォルター・パウク教授が考案した「コーネル式ノート」だ。
ノートのページを、下図のように3つのセクション(A・B・C)に分ける。Aには覚えたいことを書き、BにはAに関した質問やキーワードを書く。さらにCには、何を学んだか自分の言葉で短くまとめる。
復習する際は、Aの部分を隠してBの質問やキーワードからアクティブリコールができるかを確認。この「アクティブリコールができるノート」であることが重要なのだ。自分が使いやすいようアレンジして、普段の学習に取り入れてみてほしい。


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