
どんな問題でもスラスラと解き進める人を見て、「自分とは頭の出来が違う」と思っていないだろうか?そう決めつけるのは早計だ。才能やセンスがなくても、大学入試の数学の問題は解けるようになるからだ。「解ける人」になるために、ここで秘訣を学んでほしい。
イラスト◎高村あゆみ

京都大学理学部数学科卒。数学講師を務めるとともに、ジャグリング、パントマイムの公演を世界各国で行う日本を代表するパフォーマーの一人でもある。独特の斜め45度視点から繰り出される硬軟入り交じった語り口が持ち味。著書は『入門問題精講(数学Ⅰ・A/Ⅱ・B/Ⅲ・C)』(旺文社)など。『螢雪時代』にて「螢雪合格塾」を連載中。
同じような問題演習をしていても、新しい問題に次々と対応できる人がいる一方で、少し目先の変わった問題が出てきたとたん、急に手が止まってしまう人もいる。この差はいったい、どこから生まれるのだろうか?それは、単純に頭の良し悪しや、生まれつきのセンスだけで片づけられるものではない。実はそこには、問題を前にしたときに、何を見て、どのように考え、どう手をつけるかという「向き合い方」の違いがある。言い換えれば、「解ける人」と「解けない人」を分けているのは、普段の学習の中で育っていくマインドセットの差なのである。そしてそれは、特別な才能ではなく、誰もが実践できるものだ。
今回は、「解ける人」と「解けない人」の“違い”をテーマに、その違いを生む考え方や学習習慣について見ていこう。

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