概 要
学部のカタチ
地球環境に優しく、健康で持続可能な生き方、暮らし方のことをロハス(LOHAS)といいます。日本大学工学部ではこのLOHASをキーワードに掲げ、「ロハス工学」をテーマにした教育・研究活動を行っています。「ロハス工学」を実社会に取り入れるため、産官学が連携し、学科横断で「ロハス工学センタープロジェクト」を展開。美しい自然と最新の施設・設備が調和したキャンパスで「ロハス工学」の学びを深めます。さらに、郡山にいながら首都圏を中心とした全国の企業担当者とオンラインで面談を行うことができる企業研究セミナーを開催するなど、学部独自の就職支援を行っています。
土木工学科
道路や橋梁、上下水道の整備から自然環境保全・災害対策まで、多岐にわたる土木工学。近年ではインフラの老朽化や気候変動など新たな問題も生まれています。インフラを“なおす”、自然環境を“まもる”、自然災害を“へらす” 。時代とともに、そのフィールドは大きく広がっています。
建築学科
建築の目的は、環境への思いやりを大切に、安全性や快適性を追求しながら、心豊かな居住環境を実現すること。専門性の高い技術力に加え、創造力豊かな芸術性が磨かれることも大きな特長です。建築学科の学問領域は、「計画・環境系」「構造・材料系」の2つに分かれています。
機械工学科
機械工学はあらゆる産業において、生産活動の基盤となり、現代の技術を支えている存在です。機械工学科では、幅広い学びのなかでも、力学系基礎と設計・実験に重点を置いた実践的なカリキュラムを編成。次代の産業構造の変革に柔軟に対応できる技術者を養成します。
電気電子工学科
スマートフォンやテレビといった身近な家電産業から、太陽電池や風力発電などのエネルギー産業まで、あらゆる産業で活用されている電気電子工学技術とともに、情報工学の教育も重視しているのが電気電子工学科の特色。優れた技術者の土台となる知識・技術と人間性を身に付けます。
生命応用化学科
応用化学、環境化学、生命化学を学ぶことで、社会に役立つ実践力を持った化学技術者を養成します。環境への優しさを大切に、バイオテクノロジーによる新機能分子の創製から、新機能材料の製造方法、環境計測・分析方法の開発など、そのフィールドは限りなく広がっています。
情報工学科
コンピュータの能力を生かしながら、“社会の血流”ともいうべき情報を処理するための知識と技術、教養を総合的に学修。単にコンピュータを操作するだけではなく、社会に存在するニーズや課題を発見し、論理的に分析しながら、コンピュータに指示するための思考力を養います。
学部TOPICS
新たなるロハス工学の拠点づくり
日本大学工学部が提唱する、健康で持続可能な社会を実現するための「ロハス工学」。その中枢となるロハス工学センターの活動拠点として、2019年10月の東日本台風で被災した ロハスの家群跡地に新たな施設を作り出すプロジェクトがスタートしました。新たな拠点でロハス工学を活かしたコミュニティの実現を目指してロハスの家から生まれた技術、自然災害から学んだこと、その全てを糧に、私たちはこのプロジェクトを進めます!
学科を横断して取り組んできた「ロハスの家」研究プロジェクト
健康で持続可能な生活スタイルを支える住環境づくりのために、ロハス工学ができることって何だろう。その課題解決に向け、人々の生活の基盤である【家】を研究対象とした「ロハスの家」研究プロジェクトに学科を横断して取り組んできた日本大学工学部。2009年1月、工学部キャンパスに「ロハスの家1号」を設置。さらに2010年3月には「ロハスの家2号」が完成、そして2011年11月「ロハスの家3号」も完成、研究は順調に進んでいましたが、2019年10月台風19号でキャンパスは被災。ロハスの家は撤去され、現在は跡地再生に向けたプロジェクトによる建築計画に取り組んでいます。2024年4月にその第1号となる後継施設がオープン予定です。
取得可能な資格 & 卒業後の進路
【資格取得について】
<土木工学科>
[卒業により取得できる]
技術士補、測量士補
[卒業後の実務を経て取得できる]
測量士
[卒業後受験資格が得られる]
消防設備士(甲種)
[卒業後の実務を経て受験資格が得られる(実務経験年数短縮)]
技術士、土木施工管理技士、造園施工管理技士、管工事施工管理技士、建設機械施工技士、舗装施工管理技術者、建築施工管理技士、土地区画整理士、作業環境測定士、衛生管理者、労働安全コンサルタント、労働衛生コンサルタント、解体工事施工技士、浄化槽設備士
[卒業により一部試験の免除がある]
土地家屋調査士
[卒業前から受験できる]
二級土木施工管理技士(学科のみ)、二級造園施工管理技士(学科のみ)、二級管工事施工管理技士(学科のみ)、二級建築施工管理技士(学科のみ)、火薬類取扱保安責任者(「火薬学」の単位修得で、一部試験免除)
[これ以外の注目すべき資格]
公害防止管理者、宅地建物取引士、不動産鑑定士、計量士、基本情報技術者、土壌汚染調査技術管理者
[取得できる教育職員免許状]
教職課程の所定の単位修得により、下記が取得できます。
■中学校教諭一種免許状:技術
■高等学校教諭一種免許状:工業
<建築学科>
[卒業後受験資格が得られる]
二級建築士、木造建築士、消防設備士(甲種)
[卒業後の実務を経て受験資格が得られる]
一級建築士、技術士、一級・二級建築施工管理技士、一級・二級建設機械施工技士、一級管工事施工管理技士、一級造園施工管理技士
[卒業後の実務を経て取得できる]
建築物環境衛生管理技術者、コンクリート技士・主任技士、労働安全(衛生)コンサルタント、衛生管理者
[卒業により一部試験の免除がある]
不動産鑑定士
[これ以外の注目すべき資格]
技術士補、インテリアコーディネーター、インテリアプランナー、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、商業施設士、建築積算士、コンクリート診断士、建築設備士、建築設備検査資格者、特定建築物調査員、宅地建物取引士、土地家屋調査士、再開発プランナー、土地区画整理士、浄化槽技術管理者、技能士
[取得できる教育職員免許状]
教職課程の所定の単位修得により、下記が取得できます。
■中学校教諭一種免許状:技術
■高等学校教諭一種免許状:工業
<機械工学科>
[卒業後の実務を経て取得できる]
整備管理者
[卒業後受験資格が得られる]
消防設備士(甲種)、ガス溶接作業主任者
[卒業後の実務を経て受験資格が得られる]
技術士、一級・二級建設機械施工技士、労働安全(衛生)コンサルタント、一級管工事施工管理技士、一級造園施工管理技士、衛生管理者、ボイラー技士(特級)、自動車整備士(3級)
[これ以外の注目すべき資格]
技術士補、危険物取扱者(乙種)、技能士、エックス線作業主任者、浄化槽技術管理者、冷凍保安責任者、公害防止管理者、弁理士
[取得できる教育職員免許状]
教職課程の所定の単位修得により、下記が取得できます。
■中学校教諭一種免許状:技術
■高等学校教諭一種免許状:工業
<電気電子工学科>
[卒業により取得できる]
第1級陸上特殊無線技士、第2級海上特殊無線技士
[卒業後の実務を経て取得できる]
電気主任技術者
[卒業後受験資格が得られる]
消防設備士(甲種)
[卒業後の実務を経て受験資格が得られる]
電気工事施工管理技士、技術士
[卒業により一部試験の免除がある]
電気通信主任技術者、電気工事士
[これ以外の注目すべき資格]
技術士補、エネルギー管理士、工事担任者、情報処理技術者、無線通信士、陸上無線技術士
[取得できる教育職員免許状]
教職課程の所定の単位修得により、下記が取得できます。
■中学校教諭一種免許状:技術
■高等学校教諭一種免許状:工業、情報
<生命応用化学科>
[卒業により取得できる]
毒物劇物取扱責任者、医療用具・化粧品・医薬部外品製造業責任技術者
[卒業後の実務を経て取得できる]
水道技術管理者
[卒業後受験資格が得られる]
消防設備士(甲種)
[卒業後の実務を経て受験資格が得られる]
作業環境測定士、衛生管理者、廃棄物処理施設技術管理者
[一部試験の免除がある]
火薬類製造保安責任者、火薬類取扱保安責任者
※火薬学の単位取得が必要(4年次に受験可能)
[これ以外の注目すべき資格]
発破技士、ガス溶接作業主任者、エネルギー管理士、環境計量士、公害防止管理者、技術士
[化学に関する授業科目15単位以上修得により受験資格が得られる]
危険物取扱者(甲種)
[取得できる教育職員免許状]
教職課程の所定の単位修得により、下記が取得できます。
■中学校教諭一種免許状:理科
■高等学校教諭一種免許状:理科
<情報工学科>
[在学中に受験できる資格]
ITパスポート試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、CG-ARTS協会検定、CompTIA認定資格、Microsoft認定技術資格、NTTコミュニケーションズインターネット検定、ITコーディネータ、日商PC検定、シスコ技術者認定、オラクル認定資格制度、OMG認定UML技術者資格試験
[これ以外の注目すべき資格]
FE、電気通信主任技術者
[取得できる教育職員免許状]
教職課程の所定の単位修得により、下記が取得できます。
■中学校教諭一種免許状:数学
■高等学校教諭一種免許状:数学、情報
【主な就職先】
<土木工学科>
茨城県庁、熊谷組、国土交通省東北地方整備局、五洋建設(株)、静岡県庁、東京地下鉄(株)(東京メトロ)、戸田建設(株)、東日本旅客鉄道(株)、福島県庁、宮城県庁 など
<建築学科>
(株)大林組、鹿島建設(株)、(株)熊谷組、住友林業(株)、積水ハウス(株)、大成建設(株)、大和ハウス工業(株)、(株)竹中工務店、戸田建設(株)、静岡県庁 など
<機械工学科>
NOK(株)、(株)小松製作所、シャープ(株)、新日本空調(株)、スズキ(株)、(株)SUBARU、東海旅客鉄道(株)、東芝インフラシステムズ(株)、(株)日本デジタル研究所、日立建機(株) など
<電気電子工学科>
アルプスアルパイン(株)、NECプラットフォームズ(株)、スズキ(株)、株式会社SUBARU、東京電力ホールディングス(株)、東芝デジタルソリューションズ(株)、東北電力(株)、トヨタ自動車東日本(株)、(株)日立ハイテク、富士電機(株) など
<生命応用化学科>
AGCエレクトロニクス(株)、関東化学(株)、城北化学工業(株)、東洋エンジニアリング(株)、(株)巴商会、日新製薬(株)、ニプロファーマ(株)、日本防蝕工業(株)、吉澤石灰工業(株)、キユーピー(株) など
<情報工学科>
(株)インターネットイニシアティブ、エヌ・ティ・ティ・データ先端技術(株)、(株)エヌ・ティ・ティエムイー、(株)七十七銀行、東京電力ホールディングス(株)、東芝デジタルソリューションズ(株)、日立Astemo(株)、(株)富士通ゼネラル、三菱電機エンジニアリング(株)、リコージャパン(株) など
学部info
早期に大学生活に慣れるように学内研修と学外研修を実施
「学内研修」では、広大なキャンパスを利用し、チームごとに重要施設に設けられたクイズをクリアしていく「トレジャーハンティング」を実施。「学外研修」では、福島県内の各施設を見学し、福島県の歴史や文化を感じてもらいます。両研修を通じて学生や教職員の親睦を深め、早期に大学生活に慣れるよう、友達作りのきっかけにしています。
学生医療費助成制度
工学部では、在学中に病気やケガをした場合、在学生の経済的負担を少しでも軽くするための独自の医療費助成制度を設けています。これは指定された病院で受診すると、医療費の3割を大学と校友会が負担するというものです。学生の場合、一般的に国民健康保険から7割の給付が受けられるため、この制度を利用すると自己負担は基本的にゼロになります。
※交通事故は対象外