学部に紐づく目標一覧
PROJECT
学部の取り組み
歯学部・歯学科「医学的歯学」に基づく全身と口腔を関連づけた歯科教育の実践
多方面から健康-食べる・話す・笑う-をサポート
歯学部は、大正5年(1914年)の設立時から掲げる教育理念「医学的歯学」に基づき、人々の健康と福祉に貢献する歯科医師の育成、ならびに研究・医療活動を行っています。
口腔は感染性疾患と非感染性疾患の両方に、密接に関連しています。新型コロナウイルス感染症において、室内に長時間漂うことでエアロゾル・空気感染を起こすフリーセルウイルス(宿主細胞の内外に付随していない裸のウイルス)の唾液への排出量が、オミクロン株は他の株に比べて数倍から十数倍高いことを明らかにしました。歯学部による本研究成果は、世界3大医学雑誌の一つJAMAの姉妹誌に掲載されました。非感染性疾患については、口腔の健康は適切な食生活を支え、成人期の糖尿病や肥満、高齢期の過度な体重減少の予防につながることを、地域の様々な保健教育の場面で周知しています。また、摂食嚥下機能が低下した療養者へのリハビリテーションにも取り組んでいます。
企業との共同研究によって開発された顎骨の撮影に最適化した3次元画像診断装置は、保険診療の適応となり、安全で効果的かつ質の高い歯科医療の提供に貢献しています。さらには、指導歯科医と研修歯科医からなる医療チームを島しょ地区に派遣するなど、歯科医療サービスの地域格差の解消に寄与しています。
日本大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。