英語
得点力に直結する学習方法へ早急にシフトチェンジ!
ZEN Study 三浦 淳一 先生
予備校や進学校での大学受験指導のほか、映像授業でも活躍中。『全国大学入試問題正解 英語』の解答者であり、『全レベル問題集 英語長文①~⑥』『入門英語長文問題精講』(いずれも旺文社)など、多数の著書がある。

□ インプット中心の学習で、アウトプットが不足
危険度3
2学期以降はアウトプット(実戦演習)の時期。インプット(知識注入)偏重型の学習から切り替えることは必須!
□ 模試・過去問を解いた後に復習しない
危険度3
解きっぱなしでは真の実力はつかない。解き終わった問題は正誤にかかわらず徹底的に復習・確認しよう。
□ 文法を無視して問題に取り組んでいる
危険度2
単語力だけで英語の問題を解こうとしても、得点は伸びない。基礎的理解が不十分な文法単元は早急に補強しよう。
□ 単語の覚え方が不十分で戦力になっていない
危険度2
長文読解では素早く引き出せる語彙力が不可欠。単語は即座に意味がわかるように繰り返し覚えてほしい。
□ 音声を採り入れた学習を軽視している
危険度1
日頃から英語の音声を聞いていないと、リスニング力がつかないのはもちろん、英文を読むスピードも上がらない。
伸び悩み解消法
伸び悩みの原因を探り出し、学習方法を再構築する
「勉強しているのに成績が伸びない」という人は、この時期が学習方法を見直すラストチャンスだ。語彙力に自信がないからといって単語集の暗記ばかりに注力すると、より重要な読解練習に時間が割けなくなるし、文章中で出会う単語こそ生きた語彙力になり得るので、効果は薄い。また、志望校では文法問題は出題されないからと文法を軽視していると、正確に英文を読むことも書くことも、さらには聞き取ることも難しくなる。文法は理解したうえで使いこなすレベルにする必要があるので、志望校の出題傾向にかかわらず文法問題に取り組んでほしい。一見遠回りのようだが、実は得点力アップへの近道である。


「読むのが遅い」という悩みの9割は、語彙力不足が原因だ。文章中に未知の単語が多いと、1回で内容を把握できず、何度も読み返すことになってしまう。単語は「5秒考えれば思い出せる」ようではスムーズに読めないのだ。対処法としては、多くの単語に繰り返しあたることに加えて、瞬時に意味が頭に浮かぶように工夫・努力をしながら覚えよう。

和文英訳でも自由英作文でも、英文を書くには頭の中に英語表現のストックがなければならない。例えば「~する人が増えている」「〇年ぶりに~した」など、英作文の頻出表現は例文ごと覚えておきたい。また、単語を「英語→日本語」でなく「日本語→英語」で覚えるようにすることにより、英作文で使いこなせる単語の数が増え、表現の幅が広がる。

リスニングの問題を多く解いても正解率が上がらないのは、そもそも聞き取れていないからだと推測される。聞き取るには、「慣れ」とともに「正確性」が重要である。ディクテーションの練習をして、聞き取れない音を徹底的に分析し、英語特有の音声変化を体得することで、正確に聞き取る力をつけよう。手間はかかるが、最も効果的な方法である。