衣料管理士=テキスタイルアドバイザー(TA)とは、豊富な知識を生かして、ファッションから雑貨まで身近な繊維・衣料(アパレル)製品の企画・設計、販売、品質保証、消費者対応などに関わる専門家だ。
売り場には、さまざまな洋服が並んでいる。その中から選んだ服が、着てみたら肌触りが悪かったり、クリーニングで簡単に色落ちしてしまったりすれば、消費者の信頼を失う。アパレル製品はデザインがよいだけでは不十分で、機能性や手入れのしやすさ、着心地も重要なのだ。
消費者を満足させる製品を作るためには、消費者の側に立ち、消費者の声を企業の製品企画に反映させるTAの存在が必要となる。
さらに、消費者に安心して商品を購入してもらえるよう、店頭で素材や取扱い、保管方法をきちんと説明できる能力も求められる。また、消費者から品質に関する苦情が出ないよう、品質基準を作ることもTAの役割の一つ。アパレル製品の量も種類も増加する一方なので、TAの需要は今後も高まる可能性が大きい。
活躍の場は広く、繊維メーカーやアパレルメーカーのほか、小売店や商社、衣料の検査機関などにおよんでいる。
TAの資格を取得するには、日本衣料管理協会が認定する大学・短大で、衣料品に関する「材料」「加工・整理」「企画・設計・生産」「流通・消費」の4つの分野に関して、所定の科目を履修し最終試験に合格しなければならない。
TA資格には専修、1級、2級がある。資格を得ることのできる認定大学も1級養成校・2級養成校の区分があり、必要な単位数もそれぞれ異なる。詳しくは、日本衣料管理協会の資料やホームページなどで確認しよう。