免許は、大学・短大などで所定の教職関係の科目の単位を修得すれば取得できる。免許状には、一種・二種・専修の3種類があり、一種免許状は4年制大学で、二種免許状は短大で、専修免許状は大学院で、それぞれ取得できる。ただし、二種免許状については、一種免許状を取るための努力義務が課せられている。なお、小学校教諭の普通免許状取得には、教育実習のほかに介護等体験が義務づけられている。
また2020年度以降、小学校5・6年生で英語が正式な教科になり、実践的な英語指導力も求められている。
小学校の教員採用試験の特徴は、学科試験や面接に加えて、実技試験を課す場合が非常に多いことだ。水泳などの体育実技や楽器の弾き歌いなど、子どもと日々接し指導するための能力が多角的に評定される。
なお、英語が正式な教科になったことを踏まえ、英検等で一定レベル以上の受験者には加点するなど、優遇措置を講じる教育委員会が増えている。