国家公務員の総合職が、主に政策を企画立案する職員であるのに対して、一般職は事務処理などを間違いなく、確実に行う職員だ。各省庁の最前線で直接、施策の実施に携わったり、調査、研究、技術的な業務を行ったりする。
採用試験には区分が設けられている。大卒程度試験は、行政、デジタル・電気・電子、機械、土木、建築、物理、化学、農学、農業農村工学、林学の10区分と、2025年度より教養区分が新設された。高卒者試験は、事務、技術、農業、農業土木、林業の5区分だ。
このうち、大卒程度試験の行政区分と高卒者試験の事務、技術区分は、地域試験として実施される(大卒程度試験の行政区分は9地域に分かれている)。
この場合、合格すると、原則として採用された地域にある官署に採用されることになる。もちろん採用後に本府省や他の地域への異動が行われる場合もある。しかし、自分の出身地にとどまりたいなど、一定の地域内で仕事をしたい人には向いている。また、地域試験には、地方にいながら国家行政に携わることができる魅力もある。
一方、本省庁への採用は、行政関東甲信越地域が中心になるが、それ以外の地域の合格者からも採用される。