保育所(保育園)とは0歳から就学前の保育が必要な子どもを対象にした児童福祉施設。一方、幼稚園は3歳から就学前の子どもに対して幼児教育を行う学校と位置づけられる。しかし、社会構造の変化等から、保護者が働いていても働いていなくも同じ施設を利用したいなど、より広い選択肢が求められるようになってきた。また、少子化で子どもの集団が小規模化し、施設運営が非効率になるなど、地域の実情も変化してきた。そこで2006年、保護者の多様なニーズに応える施設として「認定こども園」が誕生した。
さらに2015年度、子ども・子育て関連3法に基づく「子ども・子育て新制度」が導入された。これにより、認定こども園は単一の施設として設置・運営されることになった。
認定こども園には次の4つのタイプがある。①幼稚園的機能と保育所的機能の両方をあわせ持つ「幼保連携型」、②認可幼稚園に保育所機能を備えた「幼稚園型」、③認可保育所に幼稚園機能を備えた「保育所型」、④幼稚園機能と保育所機能を備えた認可外施設の「地方裁量型」だ。
保育教諭とは、①の幼保連携型認定こども園で未就学児の教育・保育にあたる職員をいい、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方の取得が必要だ。その他の②~④のタイプの認定こども園でも、満3歳以上の児童の教育・保育には両免許・資格を持つことが望ましいとされ、満3歳未満児の保育を行うには保育士の資格が求められる。なお、2029年度まで(2030年3月まで)、どちらか一方のみの免許・資格保有者に対する特例措置が延長されている。
保育教諭は、認定子ども園で、園児の年齢や特性、発達の状況に応じた保育や指導により、義務教育の基礎を培うのが仕事。また、子育て家庭の保護者を支援する役割も担う。大きな可能性を秘めた子どもたちの発達に関われる非常にやりがいがある仕事だ。