国会は立法機関であることから、国会議員の仕事は法律を制定し、政策を立案することにある。しかしながら、現代のように複雑に入り組んだ社会では、なかなか国民のニーズがつかめない。そこで1993年(平成5年)に国会法が改正され、国会議員政策担当秘書なる役職が誕生した。
政策担当秘書は、国会議員の立法活動や政策立案をより専門的な立場からサポートするために、資料の収集やデータ分析、法案の分析などを行うのが職務となっている。
国会議員政策担当秘書資格を取得するには、2通りの方法がある。一つは資格試験に合格すること。そしてもう一つは国会議員が申請し、選考採用審査認定委員会の審査認定を受ける方法である。ここでは資格試験について説明しよう。
資格試験の場合、多肢選択式試験と論文式試験で構成される第一次試験、および口述式試験の第二次試験の両方にパスする必要がある。多肢選択式の範囲は教養問題で、そのレベルは国家公務員採用総合職試験と同程度のもの。市販されている国家公務員試験用の問題集を使って勉強すればよいだろう。
また、論文式問題は国会議員の政策担当秘書として必要な高度な企画力・分析力・構成力等を見る総合問題だ。時勢に応じたテーマで出題されるので、新聞などを普段から読み込んでおくことが肝要である。つねに社会に関心を持つこと、それが政策担当秘書に求められている。