ファッション販売能力検定は、衣料や服飾雑貨の売り場で働く販売スタッフの能力を客観的に評価する。
日本では人々のファッションへの関心が高く、消費者も相当高いレベルの知識やこだわりをもっている。
したがって、販売スタッフのセンスや対応の仕方によって、売り上げも、消費者の満足度も大きく違ってくるのだ。このため、ファッション業界では常にレベルの高い販売スタッフが求められている。
ファッション販売能力検定は、その確かな指標となるよう設けられたもので、業界でも注目されている。
検定には3級から1級まであり、それぞれファッション販売の実務に関する知識・技術が問われる。もちろん、知識を活かして売り場で的確なサービスをする方法や、商品のディスプレー方法など実務的な内容も、試験に盛り込まれている。目安として、ファッションの専門教育を3級は1年程度、2級は2年程度学んだレベル。1級は専門教育を2年以上学んだ上で実務経験3年程度、と設定されている。
2・3級の出題範囲は「A科目」ファッション販売知識・マーケティング・店舗運営管理/販売スタッフの業務「B科目」ファッション販売技術・商品知識・売り場づくりからなる。試験対策としては、過去に出題された試験問題を内容項目別に分類し出題頻度の高い問題と解答をまとめた問題集が発売されている。なお2026年度から個人受検はweb申込みで行う。
検定試験に合格すれば、学んだ販売能力を客観的に示せるので、就職に有利である。このため、ファッション関連の専門学校・短大・四年制大学生はもちろん、すでに販売スタッフとして活躍しているアパレル企業人材の受験者も増加している。関連企業の人材教育や人事考課の目標値として受験する例も多い。