現代は美しさへの追求が高度になり、多様性が求められている。そうした人々のニーズに応じた、皮膚のお手入れや体型を整えるため、また心身の緊張を和らげるための指導や施術を行うことが、エステティシャンという職業の専門性だ。
この分野の国家資格はないが、日本エステティック機構(JEO)が2007年に「エステティシャン指針」を公表し、顧客が安心して施術を受けられるようエステティシャンに必要な能力とその養成に関する基準を示した。この指針に基づいて認証された各団体の試験が実施されている。
代表的なのが、2010年に設立された日本エステティック試験センター(JEEC)の「エステティシャンセンター試験」制度。JEOの指針に基づき、エステティックの知識と技術、サービス業としてのホスピタリティ精神を尊重し実践するための接客マナーや営業上の法令遵守など人材養成に必要なカリキュラムの目安を定め、公平性・透明性・客観性をもって試験が運営されている。つまり、この試験に合格すれば一定水準の知識技能を有すると証明され、消費者にとって安心・安全の目安が得られることを意味する。
現在、JEECの登録養成団体である(一社)日本エステティック協会/(一社)日本エステティック業協会/NPO法人日本スパ・ウエルネス協会/(一財)ICAM JAPANの4団体に属する認定校ではエステティシャンセンター試験を受験でき、合格者は各団体の認定エステティシャン資格が取得できる。各団体には上位資格等もあり、スキルアップも可能だ。
したがって、エステティシャンをめざすなら、まずJEOに認可された団体のJEEC登録養成校などで学び、所定の課程を修了してエステティシャンセンター試験を受けることが必要となる。試験の詳細や各団体の資格に関しては、それぞれのホームページを参照してほしい。