中高層ビルやマンション、住宅などの建築物には必ず、内部に上下水道、ガス、冷暖房・空調システムといったさまざまな“管”が張り巡らされている。こういった管を取り付ける際には、建造物の構造や建材に応じた工事を行わなければならない。
この基礎的かつ専門的な管工事に携わるのが、管工事施工管理技士。1級技士が規模の大きい工事で施工計画を作成し、現場監督を行うのに対して、小規模の工事や下請で施工に携わるのが2級技士である。
建設業法で特定建設業の管工事の営業所には1級管工事施工管理技士を置かなければならないと定められている。また、一定予算以上の工事を請け負う場合にも各現場ごとに1人以上の1級資格所持者がついていなければならないという規定もある。したがって、管工事を行う営業所や建設・建築業界では評価が高い資格といえる。
2級管工事施工管理技士の資格取得者は、建設業者の営業所において「専任技術者」と呼ばれ、工事現場では「主任技術者」となることができる。そのため、各種管工事の施工および組み合わせ工事の施工を安全に遂行できる技術と知識が求められる。
試験は第一次検定・第二次検定の2段階。第一次に合格すると各級の「技士補」と称し、第二次も合格した「技士」のもとで業務を行う基礎資格が得られる。第一次検定は2級が17歳以上、1級は19歳以上であればだれでも受検できるが、第二次検定の受検には第一次試験合格後などに所定の実務経験年数が必要である。詳しくは、主催する一般財団法人 全国建設研修センターのホームページなどで確認しよう。