商業施設士は、(公社)商業施設技術団体連合会による認定資格。私たちが日常的に利用する商業施設について、設計企画段階から監理に至るまで、幅広く関わる専門資格である。
施設利用者のライフスタイルの多様化に伴い、商業施設はたくさんのニーズに応えなければならない時代となっている。高齢者や障がい者の利用を見すえたユニバーサルデザインや、快適な空間づくりなどもその一例で、街の中心的な存在として商業施設が担う役割は年々増しているのだ。
商業施設内における空間構成や、店内外の設備を考えるのはもちろんのこと、各店舗内のデザインやディスプレーを設計したり、施工監理を行うのが商業施設士のおもな仕事。ときには運営や販売促進といった分野にも関わる場合がある。資格保持者の一人ひとりが得意分野を活かし、地域性を生かした高品質な街づくりに貢献していけるやりがいのある仕事だ。
資格取得後いくつかの要件を満たし、上位資格認定委員会の審査を受けて承認されると、「マイスター商業施設士」の称号を付与される。15年以上継続して資格登録を行い、5回以上更新を行うと上位資格である「シニア商業施設士」の称号が得られる。
これらの上位資格者には、自ら現場で能力を発揮するだけでなく、その経験や知識を生かした後進の指導や普及活動なども期待されている。