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日本を含め、世界の都市部の人口が増え続けており、人口の半数が都市部に集中していると言われています。
都市部への人口集中による弊害として、大気汚染や交通事故・渋滞の増加や、スラム街の発生が危惧されています。
また、気候変動の影響で、ハリケーンや大雨などによる水害、干ばつや森林火災などの自然災害の数と、それによって影響を受ける人の数も大きく増加しています。
すべての人が水・電気などの必要なインフラサービスを得られる安全な家に住み、スラムの状況を改善すること、また特に子どもや女性、障害者、高齢者など配慮が必要な人々にとって安全で価格を抑え、かつ環境に配慮した交通機関や公園などの公共スペースをつくることが必要とされています。また、日本は地震や津波など自然災害などが多い国です。気候変動に強い街づくりはもちろんのこと、災害にも強く、命を失う人々や被害を受ける人の数を大きく減らすことができる政策や計画を進めていくことが大切です。
街の風景を構成する一つとして、世界文化遺産・自然遺産を守ることもこの目標に含まれています。
PROJECT
日本大学の取り組み
理工学部
未来につなぐ都市空間の創造
世界でも有数の自然災害が多い国、日本。
都市の多くは過去に数多くの災害に見舞われ、その都度、人々の力により復興してきました。
日本大学理工学部では、復興手法の一つである土地区画整理事業の推進力について、空間の計画・設計を踏まえ「技術」「資金」「合意形成」「人材」「マネジメント」の観点から研究を行っています。災害リスクに関しては、想定外ではなく想定外を前提とした都市のあり方を考えることが重要と考えており、防御施設と土地利用施策といったハード施策、避難経路やリスク掲示などのソフト施策両面から展開し、50年後、100年後の未来にも引き継ぐことができる都市づくりを目指していきます。
生産工学部
持続可能な未来への貢献! 土木工学科の多角的研究
生産工学部土木工学科では、研究室ごとに異なるテーマに取り組んでおり、空間情報を利用した研究では、地球環境の変化を時系列で把握し、観測データを解析しています。橋の建設と維持管理に関する研究室や、道路陥没の防止に取り組む研究室などのインフラに関しても、技術開発や構造物の健全性を確保するための研究や、道路の空洞評価手法の開発を通じて安全性向上を目指し、日々研究しています。さらに、下水汚泥焼却灰の有効活用に向けた開発も行われており、コンクリート二次製品への利用促進を目指しています。
これらの取り組みは、地球環境の保全や資源の有効活用など、SDGsのさまざまな目標に貢献しています。私たち生産工学部土木工学科は、持続可能な未来の実現に向けて積極的に活動し続けていきます。
短期大学部・建築・生活デザイン学科
技術と芸術が融合した生活空間づくり・環境づくり
本学科では、「デザイン」「エンジニアリング」の2つの専門分野を中心に、人々が快適に過ごすための環境づくりについて幅広く学ぶことが可能です。
デザイン系分野では、建築・都市環境の姿を実際に目に見える形にする造形・意匠という観点から学修に取り組み、新たな可能性を探究します。
エンジニアリング系分野では、超高層ビルや耐震・免震建物、高断熱・省エネ住宅など、安全で快適な建物を実現するための構造及び環境技術の基礎を学ぶことができます。
建物の安全性や快適性を考える体験学習やグループワークを通して、都市における空間デザインの重要性を提案できる人材育成を行なっています。