防衛大学校は、陸・海・空、各自衛隊の幹部自衛官となる者を教育・訓練する目的で設立された、防衛省の教育機関。教育目標は「広い視野を開き、科学的な思考力を養い、豊かな人間性を培うとともに、幹部自衛官にふさわしい精神、体力基盤及び生活習慣を育成すること」である。
人文・社会科学専攻3学科と理工学専攻11学科で、修学期間は4年。カリキュラムは一般の大学と同様、教養教育科目、外国語、体育、専門科目で構成され、“学士”の称号も得られる。また、専攻の枠を越えて学べる学際・国際教育プログラムも用意されている。
特色は、安全保障や防衛に関して学ぶ防衛学の授業や訓練課程が設けられていること。訓練は1年次に8キロ遠泳を含む共通訓練を、2年次からは、陸上・海上・航空に分かれて専門的な訓練を行う。
防衛大学校の学生の立場は国家公務員で、学生といえども立派な防衛省職員だ。授業料はなく、在学期間でも手当が支給される。そのため一般大学と違い、学生生活は厳しく管理されており、全寮制で門限も決められている。
卒業後は、陸・海・空曹長に任命され、それぞれの幹部候補生学校等で1年間、初級幹部としての知識、技術を修得する。また、防衛大学校には大学院課程も用意されており、理工学研究科および総合安全保障研究科に推薦により進学することも可能。その他、国内外の大学院の修士・博士課程に進むこともできる。