日本の企業の99.7%は中小企業だ。よって、中小企業の経営基盤の健全さが、そのまま日本の経済を左右するといっても過言ではない。それだけに中小企業診断士の果たす役割は大きい。現在、中小企業診断士の数は中小企業の数から考えるとかなり少なく、活躍の余地は広いといえる。
さて、その中小企業診断士になるためには、まず国家試験を受けなければならない。ただし、試験に合格すればすぐになれるわけではない。2次試験の合格は3年間有効で、その間に実務補習を修了するか、診断実務に従事してはじめて中小企業診断士として登録することができる。なお、登録にあたっては成人であることが条件となる。
また、登録すれば、永久にその資格を保持できるものでもない。5年ごとに更新しなければならないのだ。そのためには、有効期間内に「新たな知識の補充」のため、研修を5回以上受けなければならない。さらに、「実務能力の維持」のため、所定の「診断助言業務」に携わらなければならない。
情報社会の進展めざましい現在、中小企業診断士は、情報システム等に関する知識も求められる。もちろん経営そのものについても、次々と知識を増やし、更新していくことが不可欠だ。