簿記とは、会社や商店などで従業員に給料を支払ったり、備品などの代金を支払ったり、商品を仕入れたり、売ったりした際、つまり企業内でお金の動きがあったときなどに帳簿等をつけて計算し、整理すること。
これらの簿記に関する能力がどれくらい備わっているかを客観的に評価するのが、簿記実務検定である。
この検定は、1級の会計(商業簿記を含む)および1級の原価計算、さらに2級商業簿記に3級商業簿記の4種類から成り立っている。3級は2025年度よりCBT試験となっており、2級は2026年度よりCBT試験となる。
それでは、種類別に試験の内容を説明しよう。
3級の商業簿記は、もっとも基本的な知識である簿記原理と、商品売買業を主としている企業で用いられている簿記の記帳および簡易な決算に関する問題が出題される。
2級の商業簿記は、株式会社の基本的な取引の記帳と、仕訳帳の分割による記帳法などが問われる。
1級の会計は、上記の商業簿記に加えて、商法による会計処理や会計上の理論的な問題が課されている。専門的な科目で、より高度な知識が要求されるわけだ。さらに1級の原価計算では、製造業で用いられる工業簿記と原価計算が含まれている。
簿記の学習には、多くの参考書や問題集が出版されているほか、専門学校や通信教育も充実しているので、自分に合った方法で効率よく勉強を進めるといいだろう。
問題は高校の商業科などの授業で習う範囲内で出題される。また、受験資格の制限はないため、できるだけ高校生のうちに取得しておくことをすすめたい。社会的認知度が高く、また企業の経理部門にとっては必須の資格なので、就職時に有利になることは確実だ。