簿記能力検定は、上級と1級から3級、基礎簿記会計まで、計5段階に分かれており、上級の資格所持者には、税理士試験の受験資格が与えられるという特典もある。
簿記とは、企業内において金銭の出し入れを帳簿に分類して記入し、計算、整理して資産の管理やお金の流れを正確に記帳することである。これによって企業の経営状態や財政状態を明確にすることができるため、円滑な経営活動に必要不可欠なものとなっている。
各級で求められるレベルを以下に紹介しよう。
基礎簿記会計は、商業簿記の基礎的な知識を有し、初歩的な事務処理ができることが条件となっている。
3級では、個人企業の経理担当者または経理補助者として必要な商業簿記に関する知識を有し、簡易な事務処理ができるレベル。
基礎簿記会計から3級の資格までは比較的易しい問題が出題されるので、合格者も多数出ている。
2級は、個人・法人企業の経理担当者または経理事務員として必要な商業簿記に関する知識を有し、実務処理ができることが基準。専門知識をアピールするには、最低限2級は取得しておきたいところだ。
1級は、商工企業における経理責任者として必要な商・工業簿記に関する知識を有し、高度な事務処理ができることが求められる。
上級の資格は、商・原価計算だけでなく、財務会計および管理会計についても高度な知識を持ち、複雑な事務処理能力を有していると認められる者に与えられる。ここまでレベルアップしていくと、経営センスまでをも有していると認められ、企業における信頼度も大きく増す。管理職への登用目安としている企業もみられる。
(公社)全国経理教育協会には過去問題集が用意されている。