社会の出来事や時事問題を扱う新聞やテレビのニュース報道を読み解く力を測り、受検者の「時事力」を認定するのが「ニュース時事能力検定」だ。
主催するのは毎日新聞社、朝日新聞社をはじめ、全国の地方新聞社・放送局で、2007年の検定開始から、これまでに約66万人が受検している。
検定は5級から1級までの6段階がある。5級は入門レベルの初級で、4級は小学生から高校生、3級と準2級は中学生から大学生程度のレベル、2級は高校生から大学生・一般レベル、1級は大学生・一般レベルだ。
2023年度よりオンライン(IBT)試験を導入し、インターネット環境があれば、自宅でも受検できるようになった。
時事問題は、大学入試や就職試験でも問われる。英語の長文読解や英作文でも時事問題が扱われることが多く、出題されたテーマに関して知識があれば、当然ながら大きなアドバンテージになる。
さらに、ニュース検定に合格していると、全国約400校の大学・短大の入試で「優遇」「加点」あるいは「出願条件」として認められる。就職試験でも2級合格者は筆記試験免除だったり、適性検査での加点だったりと優遇される。なぜか。「ニュースは難しい」「新聞記事も理解しにくい」と敬遠する人が多いため、時事問題に関心がある生徒や学生は「情報感度が高く優秀だ」と評価が高いからだ。
2~5級の検定問題は公式テキスト・問題集をもとに出題される。検定合格だけでなく、大学入試の公共・政治経済、公務員試験や行政書士試験の対策本としても使われている。公式サイトには教材と取り扱い書店、過去問題が紹介されている。