囲碁はボードゲームの一種。縦横19本の線が引かれた碁盤の上に黒石と白石を交互に並べて陣地の大きさを競う。囲碁の起源は中国が発祥とされ、四千年以上の歴史があり、現在は77か国・地域で約4,000万人の愛好家がいる。
日本では江戸時代に専業棋士としての地位が確立され、現在日本棋院と関西棋院には合わせて約370人の現役棋士がいる。2023年2月には、中学生棋士の仲邑菫三段が女流棋聖を奪取し、話題になった。13歳11か月での初タイトル獲得は史上最年少記録だ。
囲碁の人気は日本だけに限らない。中国・韓国・中華台北・アメリカ・ヨーロッパにもプロ制度が存在し、世界戦も行われている。
日本棋院で棋士になるには棋士採用試験に合格するか、推薦されなければならない。採用試験は東京本院・中部総本部・関西総本部で実施され、女流採用試験と合わせて計6名が合格。推薦は女流特別採用推薦、英才特別採用推薦、外国籍特別採用推薦があるが、採用は都度。年齢制限が23歳までだが、ほとんどが10代で棋士となる。
棋士として活躍する以外に、趣味で囲碁を楽しむ人も多く、日本棋院では25級~1級、初段~八段までの免状を発行している。免状は日本棋院の会員で、棋士の推薦、ネット対局のレーティング、普及指導員の推薦、囲碁通信講座の受講生として認定試験に合格するなどの方法で取得できる。
また、日本棋院には地方での囲碁大会の運営・囲碁教室の開催で審判や講師を務める普及指導員の制度もある。満18歳以上で初段以上の取得者は入門初級者等へ指導する普及指導員の資格を得ることができる。普及指導員にはB・A・S級があり、それぞれの級で基準以上の棋力の免状の所持が必要だ。
さらに六段以上で、普及指導員として活動が顕著な場合、公認審判員・県師範の資格の取得が可能だ。