航空保安大学校とは、将来、国土交通省の航空保安職員として全国の空港や航空交通管制部で活躍する、航空のスペシャリストを養成する機関だ。
●航空情報科=航空機の運航に必要な情報の収集・提供、飛行計画の審査、航空機の運航に関する許可や、気象情報等の提供を行う航空管制運航情報官および太平洋上を飛行する航空機と無線で交信する航空管制通信官に必要な知識と技術を習得する。また、コンピュータによる情報処理、航空機の運航や飛行場の運用管理などの専門科目を実技もまじえて学ぶ。
●航空電子科=管制施設や航空保安無線施設などの運用とメンテナンスを担当する航空管制技術官を目指す。電子システムを最良の状態に維持管理するのが仕事で、一般教養と航空電子工学の各分野について学ぶ。また、在学中に第2級陸上無線技術士以上の国家試験を受け、資格を取得する。
両学科とも修業期間は2年間。
航空保安大学校で学ぶには、人事院が行う航空保安大学校学生採用試験(国家公務員採用専門職試験<高校卒業程度>)に合格する必要がある。試験に合格し、採用された時点で国家公務員となり、研修期間中は給与や諸手当が支給され、授業料も無料となる。
なお、航空管制官を目指す場合は、航空保安大学校学生採用試験ではなく、航空管制官採用試験を受けなければならない。