日本人の海外留学生の半数以上はアメリカに留学しているといわれるが、留学に際しては、当然のことながら一定の語学力が必要とされる。留学希望者が授業を受け、大学生活を送れるだけの英語力をもっているかをみるため、大学側から提出が求められるのがTOEFLテストのスコアだ。
英語を母語としない人の英語運用能力を測るためのTOEFL(Test of English as a Foreign Language)テストは、ETS(Educational Testing Service)が1964年に開発したもの。現在、世界200か国・地域で受験ができ、アメリカ、カナダなど、約160か国13,000以上の大学等が留学希望者の英語力を証明する資料としてTOEFLテストのスコアを利用している。
現在、日本ではTOEFL iBT®(インターネット版TOEFLテスト)が行われている。TOEFL iBTはテストセンターで1人1台のコンピュータが割り当てられ、すべてコンピュータ上で受験する。
なお、TOEFL iBTは2026年1月21日より大幅改定が行われ、より現代の学習環境を反映するべく、学術的なテーマに加えて大学生活やキャンパスでの身近な話題も出題されるようになった。リーディングとリスニングでは受験者のレベルに適合した問題が出題される2段階アダプティブ方式を採用し、より幅広い英語力を測定。ライティングではEメールを書く問題や語順を並べ替える問題、オンライン授業で自分の意見を書くような問題が出題される。スピーキングもバーチャルインタビューや聞いた文章をそのまま発話する問題などに変更。以前より一つ一つの問題が短めになったので、より取り組みやすくなった。ただし、アカデミックな環境で必要となる英語力を測定するコアは変わらない。