日本には2024年5月現在、約34万人の外国人留学生がいる。これら留学生のほか、日本駐在員の外国人や日本企業で働く外国人、その家族など、多数の外国人が日本語を学んでおり、外国人を対象に日本語を教える日本語学校の数も増えている。また、海外で日本語を学ぶ人も多い。
日本語教師の一番の仕事は、そういう外国人に日本語を教えること。ふだん何不自由なく使っている日本語だから、教えるのも簡単だと思うかもしれない。しかし、数の数え方一つをとってみても、ウシやウマは「1頭、2頭」だが、魚は「1匹、2匹」、鳥は「1羽、2羽」と、同じ動物でもいろいろだ。日本語教師は、こういった違いをきちんと外国人に説明し、理解させなければならない。また、言葉を覚えるには、その国の文化や習慣も学ぶ必要がある。よって、日本語教師には日本の生活習慣や歴史、文化の知識も求められる。
日本語教育能力検定試験は、その知識および能力が日本語教育に携わるものとして基礎的な水準に達しているかどうかを評価するために行われている。1987年から続く試験で、日本語学習者の多様なニーズに応じた日本語教育を行おうとする人が受験している。