HSKとは、日本の文部科学省に相当する中国政府教育部が認定する中国国外の中国語学習者のための語学検定試験。中国語の総合的な能力を証明できる、日本と世界で一番受けられている中国語検定だ。
1990年、中国国内で実施され、現在では世界164の国と地域で実施されている。日本では1991年から実施されており、開催日・開催級・開催地域等を徐々に拡大し、2024年より47都道府県で試験の実施を行っている。
HSKは政府認定ということで、中国における中国語能力の公的な証明として通用し、中国留学の際の基準となる。実際、中国の大学では各大学が定めるHSKの成績の取得・提出が外国人留学生の入学条件とされている。また、HSKの成績は就職や転職の際にも中国語力の証明として評価されている。
HSKは2010年、全面改訂され、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に合致する試験となった。これにより欧米各国の外国語テストとの互換性から難易度の比較がしやすくなり、世界中で中国語能力に対する適切な評価を受けることが可能だ。
レベルは1級~6級(最上級)の6段階。試験内容は、1~2級が聞き取りと読解、3~6級が聞き取り、読解、作文だ。1~4級は、各級とも6割以上の得点で合格となる。5~6級は合格点の表記はなく、スコアで評価される。また、6級180点以上取得することで全国通訳案内士の外国語筆記試験が免除される。
ほかに、HSKKという初級・中級・高級の3段階に分かれた口頭試験も行っている。
2023年から従来のHSK6級よりも上位に位置する7~9級試験が始まり、聞き取り・読解・作文・話すの4技能のほかに、翻訳力も測ることができる。