スペイン本国のほか、メキシコや中南米諸国で広く使用されているスペイン語。中南米から多くの人が移住したアメリカでも、ヒスパニック系アメリカ人が急増し、スペイン語を行政用語の一つとしている州もある。このように英語に次ぐ利用度を誇る重要な言語であることから、各方面から正しいスペイン語を自由かつ的確に活用できる人材が求められている。そこで求められるのが、語学能力を公正に査定・評価するシステムだ。スペイン語技能検定は、スペイン語の能力を客観的に評価する検定として、1973年に創設された。2022年度の冬季検定で100回を数え、最近は単位認定する大学もある。
検定は1級から6級までの6段階あり、各級の検定基準は以下の通り。
1級=社会生活の全般にわたってスペイン語を運用でき、専門的業務にたずさわることができる。合格者は全国通訳案内士試験の外国語筆記試験が免除される。
2級=社会生活の全般にわたってスペイン語を運用でき、一般的業務において活用できる。
3級=スペイン語圏で生活する中で適切なやりとりができる。
4級=日常生活において状況に即したやりとりができる。
5級=日常生活において平易なやりとりができる。
6級=日常生活において最低限のやりとりができる。
検定は2021年度からリニューアルされ、全級でリスニング問題が導入された。二次試験は口頭による試験となり、1・2級の一次試験合格者のみが対象となる。
なお、検定は年2回(夏季と冬季)行われているが、1級の試験は冬季のみの実施。受験申込はオンラインのみとなっている。
協会では、スペインの歴史、社会、風土等の知識の習得度合いを問うスペイン文化検定も行っている。