競輪とは、最大9人の選手が自転車でバンクを競走するレースのこと。競輪選手は全国43か所の競輪場で開催される地方自治体主催の競輪に出場し、賞金を稼ぐことによって生計を立てている。
男子選手は最上位格であるS級S班からS級1~2班、A級1~3班に格付けされ、それぞれのレベルに見合ったレースに出場する。年2回、成績によって級班の入れ替えが行われるが、上位であるほど賞金の高いレースに出場できる度合いが高まるため、選手にとっては1回1回のレースが大事な勝負となっている。なお、女子はL級1班のワンランクだ。
男子S級S班となると、年間で平均1.5億円以上を稼ぐ。実力本位で高収入を勝ち取れるプロスポーツ選手ということだ。平均的な選手なら1,500万円(女子1,000万円)程度が年収になる。
しかし、脚力自慢の競輪選手同士で1着を争う以上、レースに勝つためには日々の厳しいトレーニングと努力が欠かせない。競輪界には「練習が仕事、レースは集金」という言葉があるが、まさに言い得て妙。1日10時間練習する選手もいる。
競輪選手になるためには、日本競輪選手養成所に入所しなければならない。受験者は自転車競技の経験の有無によって技能組と適性組に大別され、それぞれ異なる形で受験。試験は1次試験と2次試験に分かれ、1次試験は、技能組は自転車による走行タイム測定、適性組は垂直跳びと背筋力と長座体前屈測定。2次試験は身体検査、人物考査、固定式自転車による走行能力測定(適性組のみ)となる。自転車競技の経験がなくても、基礎体力さえあれば競輪選手を目指せる。(2025年3月現在)