オートレースは、競馬、競輪、ボートレースと並ぶ公営競技のひとつ。アスファルト舗装の1周500mのオーバル(楕円形)コースをオートバイで駆け、スピードを競うというスリリングな競技だ。レースは基本的に8車で左回りに6周する。レース場は川口・伊勢崎・浜松・山陽・飯塚の5か所で、選手はいずれかのレース場に配属される。
選手は実力によってS級とA級、B級の3クラスに分けられ、ランクが上位になるほどビッグレースへの出場も増えて高収入が期待できる。このランクは成績によって半年ごとに見直されている。
レースでの最高時速はおよそ150キロ。コーナーでも90キロ以上のスピードで走るので、勝つためにはマシンを操るテクニックが最重要だ。さらに、エンジンの整備や調整も自分でしなければならないため、エンジニアとしての資質も同時に持ち合わせていなければならない。
選手になるためには、試験をパスして選手養成所に入らなければならない。39期の入所試験では1次と2次があり、1次は適性検査、2次は適性検査、面接、身体精密検査、体力検査、技能検査、人格・素行検査が課された。
9か月間にわたる養成期間の初期は、基礎体力づくり、エンジン等の分解組立、基本走行など、オートレース選手として基本的な知識や技術の修得にあてられる。その後は走行訓練がメインとなり、後半から応用走行から模擬レース、実際にレース場を使用しての実地訓練などが行われる。学科では、小型自動車競走法などの関係諸法規やレースのルール、自動車工学など、選手として必要な事項について学習する。