元は神事の一つだったと伝えられる相撲は、日本の国技といわれている。まわしを締めただけの大きな力士が土俵の上で戦うさまは迫力満点だ。2025年は2横綱の誕生とウクライナ出身の安青錦の大関昇進などがあり、2026年もさらなる盛り上がりが期待される。
大相撲の本場所は年間6回(一場所15日間)。一月、五月、九月場所は国技館、三月場所はエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)、七月場所はIGアリーナ(愛知県新体育館)、十一月場所は福岡国際センターで開催される。この本場所の成績ごとに番付が変動するため、まずは勝ち越しを目指すのが力士の基本。優秀な成績を続けていくと、それに合わせて番付も上がっていく。
本場所と本場所の間には、地方巡業やトーナメント相撲、慈善相撲、引退相撲などが行われる。また、海外公演や海外巡業が行われることもある。
力士になるための条件は、何よりも恵まれた体格と身体能力だ。相撲部屋に入門した後、力士としてデビューするためには内臓検査を含む新弟子検査を受けなければならない。
新弟子は番付外で、そこから序ノ口、序二段、三段目、幕下と番付を上げると、いよいよ次は十両。十両以上を関取といい、ここまできてようやく相撲協会から月給をもらえる身分となる。さらに前頭以上を幕内といい、小結、関脇、大関、横綱と続く。
相撲部屋での序列は年齢よりも番付が優先され、ときには年下の関取の付き人をしなければならない場合もある。関取になれるのは、ほんのひと握りという厳しい世界なので、相当の覚悟と強靭な精神力が必要だろう。
各相撲部屋が見込みのある中高生をスカウトして入門を決めるケースが主流だが、近年では大学相撲出身の学士力士も数多く誕生している。