海やプールなどでの水難事故をなくすことを目標に、事故防止に努めたり救助を行ったりすることを、ライフセービングという。ライフセーバーとは本来、これを実践する人すべてをさすが、活動の普及とレベルアップを図るため、日本ライフセービング協会(JLA)が資格制度を設けている。
資格にはいろいろと種類があるが、次の2つのいずれかから取得していく。まず、もっとも基本的なのがBLS(CPR+AED)資格。日常的に起こりうる事故に対処する救命技術を学ぶもので、12歳以上なら泳げなくても取得可能だ。もう一つは、水辺で命を落とさないための知識と技術を身につけることを目的としたウォーターセーフティだ。
この上にベーシック・サーフライフセーバーやアドバンス・サーフライフセーバー、IRB(船外機付救助用ゴムボート)クルー、ドライバーなどの上級資格もある。また、プールの監視・救助法を専門的に学ぶことのできるプールライフガード資格の講習会が2017年4月からスタート。いずれも検定試験に合格すれば資格が得られる。ただし、資格には期限があり、更新するには更新講習を受ける必要がある。
実際の救助活動に参加するにはベーシック以上の資格を取得する必要がある。JLAは2019年4月公益財団法人に認定され、その貢献が高く評価されており、社会的には認知された資格だ。
ライフセービングの技術は水に関わる人なら誰にとっても役立つ。教員や水泳のコーチ、乳幼児をもつ母親などが取得するケースも増えている。