ボクシングは、リングの上で殴り合う激しい格闘技。試合にはかなりの危険が伴うため、厳しい試験をクリアしてライセンスを取得しなければ、ボクサーとして戦うことは許されない。
プロボクサーになるためには、はじめにボクシングジムに入門し、基礎的なトレーニングを積む必要がある。最近では女性の間でボクシングのトレーニングを通して行うエクササイズが流行していることもあり、ボクシングジムも以前より入りやすい雰囲気になった。しかし、中途半端な気持ちで取り組むと、必ずケガをする。プロを目指すという固い意志と覚悟は不可欠だ。
プロテストは男女とも受験可能で、筆記テストと実技テストがある。実技テストではテスト生同士で、男子はスパーリング2ラウンド、女子はスパーリング2ラウンドに加えてシャドーボクシング1ラウンドを行い、その内容によって合否が審査される。中にはアマチュアで実績を積んだ強者も混じっているので、合格は難しい。
プロボクサーのライセンスにはA~C級があり、基本的に最初はC級からスタートする。C級で4勝するとB級に昇級され、B級で2勝するとA級となる。なお、A級は8回戦以上、B級は6回戦、C級は4回戦の試合に出場できる。タイトルを争うようなランキング選手は、例外なくA級ライセンスを所有している。
このように、実力によって格差がはっきりとしているボクシングの世界だが、身体を張って戦うにもかかわらず、ファイトマネーは意外にもそう高額ではない。金銭に対するハングリー精神がトップを目指す最低条件であることに異論はないが、それだけでは戦い抜けないことを、あらかじめ理解しておこう。