金属加工業では、材料となる金属を加熱して溶接、溶断、または加熱の作業を行う。この溶接作業の中でも、アセチレン溶接装置やガス集合溶接装置を使って金属の溶接などの作業にあたるガス溶接は、ガス爆発や火災が発生する危険がともなうため、特に高度な技術が要求される。
ことにガス爆発というのは、被害が大きくなり、最悪の場合は大惨事を引き起こしかねないものである。
こうした災害や事故を防止するため、ガス溶接に関する適切な作業方法を決定し、作業の指揮・監督にあたるのが、ガス溶接作業主任者の職務だ。
資格取得には、労働安全衛生法に基づく試験に合格することが必要だ。
受験要件は特にないが、合格後に免許を受けるにあたっては、次のような要件を満たしていることが必要となる。
①ガス溶接技能講習を修了した者で、その後ガス溶接等の業務に3年以上従事した経験を有する者。
②学校教育法による大学または高等専門学校において、溶接に関する学科を専攻して卒業した者。
③学校教育法による大学または高等専門学校において、工学または化学に関する学科を専攻して卒業した者で、その後1年以上ガス溶接等の業務に従事した経験を有する者。
なお、受験には年齢制限がないが、実際に免許の交付を受けられる年齢は、満18歳以上となっている。
試験科目は、ガス溶接等の業務に関する知識、関係法令、アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識、アセチレンその他可燃性ガス・カーバイド及び酸素に関する知識である。学歴・経験に応じて、一部の科目が免除される場合がある。
資格や試験の内容については、試験実施の指定機関である安全衛生技術試験協会のホームページに情報があるので、調べてみよう。