環境計量士は、事業活動で生じる騒音、振動、化学物質の濃度などの測定および計量が適正に行われるよう、管理する職務を担うための資格。取得には2つの方法がある。いずれの方法でも、取得後に計量士として仕事をするためには、都道府県の計量担当部署に申請して(都道府県から経済産業省へ進達)、経済産業大臣の登録を受けなければならない。
一つめの方法は、計量士国家試験を受験すること。環境計量士になるには「環境(濃度関係)」または「環境(騒音・振動関係)」の区分の計量士国家試験を受験する。試験では計量士として必要な基礎知識と関係法規のほか、「濃度関係」では関連する化学の専門知識が、「騒音・振動関係」では音響や振動に関する専門知識が問われる。
計量士の登録には、この合格証書と計量証明事業所等での1年以上の計量管理の実務経験または国立研究開発法人産業技術総合研究所計量研修センターで「環境計量講習」を修了する等の条件を満たさなければならない。
もう一つは、産業技術総合研究所計量研修センターで教習(約5か月間、受講料+宿泊代等の実費)を受ける方法である(入所試験に合格することが必要)。環境計量士の資格認定を受ける際は、この教習の修了証書と2年以上の計量管理の実務経験が必要だ。
さらに、これら資格認定書をもって計量士の登録申請を行う。
なお、次回第77回試験内容は、2026年6月以降に経済産業省ホームページでの発表を予定している。