フードスペシャリストは、公益社団法人 日本フードスペシャリスト協会が、食品の生産、流通、販売のプロセス全体にわたり、「食」についての幅広い知識と技術を持っていることを認定し、交付している資格である。
この資格が有する「食」に関する知識と技術の間口の広さが、他にはない最大の強みといえる。資格を得るには、協会が認定する大学・短大・専門学校において所定の必修科目を修め、資格認定試験に合格し、学校を卒業しなければならない。定められたカリキュラムには、栄養と健康に関する科目はもちろん、「食」の本質である“おいしさ”や“楽しさ”を支える調理学や食物学、官能評価、流通・消費やフードコーディネートなど、幅広い知識や技術が盛り込まれている。
日本では人口減少と高齢化を背景として、「食」に対する消費者ニーズが多様化・個別化し、和食文化、地産地消、食育といった国民と「食」とのつながりが、いっそう深まりつつある。そんななか、食品の生産から消費にわたる幅広い知識と技術を身につけたフードスペシャリストは、食品メーカーから卸売業・小売業、外食業まであらゆる「食」関連産業において、製造・開発、品質管理、仕入れと管理・配送、接客・サービスといった幅広い分野で活躍している。
また、2014(平成26)年度からは、食品開発と食品流通・サービスに関する「専門フードスペシャリスト」という上位資格も設けられている。フードスペシャリスト資格とともに、食品産業に進みたい人には、意義のある魅力的な資格といえるだろう。
現在、120以上の大学・短大・専門学校が、養成機関として認定されている。協会のホームページで確認してみよう。