気象大学校では、気象庁での業務に必要な気象に関する専門知識や技術などについての教育を行う。その歴史は古く、1922年(大正11年)に、気象庁の前身である中央気象台附属測候技術官養成所が設置されたのが始まりだ。
気象大学校の教育期間は4年。教育内容は「教育課程」と「特修課程」で構成される。教育課程では、文部科学省の大学設置基準に準じて、専門科目だけでなく一般教養科目も教授される。これに基づき、卒業生には一般大学と同様に、学士(理学)の学位が与えられる。
教育課程は教養、基礎、専門の3系列で構成されており、教養系列は人文科学、社会科学、英語、第2外国語などの科目、基礎系列には、数学、物理学、情報科学、化学などの科目がある。専門系列では、気象学、地震・火山学、地球科学などの科目がある。
特修課程は各学年とも必修で、気象官署の見学や職場実習のほか、気象業務や防災業務について学ぶ。
なお、大学校への入試に当たる気象大学校学生採用試験は、2012(平成24)年度から、国家公務員採用試験専門職試験(高卒程度)のひとつとして行われている。試験は、第1次試験と第2次試験からなる。申込みはインターネットで行う。詳細は、試験を実施する人事院のサイトなどで確認しよう。
合格し入学すると、学生であると同時に、国家公務員の一員にもなるため、学費等は無料であり、所定の手当が支給される。4年間で知識と技術を身につけて気象大学校を修了すると、気象庁や全国各地の気象台などに配属され観測や研究などの気象業務に従事する。