旅行会社が実施するツアー旅行に添乗し、日程プランの円滑な進行を管理するのがツアーコンダクター=添乗員の仕事。旅のガイドだけでなく、参加者の要望にも応えて旅の思い出づくりの手伝いをするのがおもな業務だ。
このツアーコンダクターになるには、旅程管理主任者の資格が必要となる。資格を取得するためには、まず観光庁に登録された機関で研修を受けなければならない。観光関連の活動を行う協会団体や、観光について学べる専門学校などが登録を受け、研修を実施している。
たとえば、一般社団法人 日本添乗サービス協会が主催する研修の場合、基礎添乗業務研修を終えたうえで、さらに総合または国内の旅程管理研修を受講し、テストに合格して一定の添乗実務経験を積む、という流れになる。基礎添乗業務研修は、eラーニングを利用して行われ、添乗員の仕事を勉強したい者は18歳以上なら誰でも受講できる。内容は添乗員の仕事や添乗サービスの基本などについてである。
旅程管理研修は、基礎添乗業務研修を修了した者が対象。総合と国内の2種類がある。『総合』は、海外添乗実務、添乗外国語、国内添乗実務、旅行業法・約款についての講習が行われる。『国内』は、『総合』の研修内容から海外添乗実務と外国語とを除いた内容。研修は、『総合』『国内』ともにeラーニングで受講し、修了テストは対面で実施する。受けた研修の種類によって、得られる資格の区分が決まってくる。
『総合』は国内・海外のすべての旅行に添乗できるのに対して、『国内』は国内旅行の添乗に限られている。『総合』のほうが上級資格となっているので、語学力をつけて、ぜひ『総合』にチャレンジしよう。