葬儀について遺族に適切なアドバイスを行い、葬儀や祭事の設営・運営を行うのが葬祭ディレクターの仕事だ。
葬儀は人の一生を締めくくる大切な儀式だが、予測や準備ができないだけに、遺族だけで取り仕切るのは難しい。加えて葬祭には、さまざまな専門知識が必要だ。たとえばひと口に仏教といっても、祭壇の組み方や供物などが宗派によって違うし、地方によっても通夜や葬儀の段取りが異なる。法的な手続きも必要だし、費用もさまざま。そこで、ほとんどの場合は専門知識をもつ業者に運営が委ねられる。その社会的責任の重要性から、葬祭業界では、葬祭ディレクターという技能審査制度を設け、より質の高いサービスの提供に努めているのだ。
葬儀に関する知識だけでなく、社会常識や、親族・会葬者に対する心遣いも要求される、厳粛な仕事である。