保健機能食品制度で定められた食品やサプリメント類に対して、医学や栄養学の専門的な観点から的確なアドバイスができる専門家を認定するのがこの資格である。NRは英語のNutritional Representativeの頭文字で、日本語で栄養情報担当者という意味だ。
日本は食事情が豊かな反面、日々の食事内容をみるとビタミン、ミネラル、食物繊維など不足しがちな栄養素も多い。そのため、多くの人が、栄養を補おうと、いわゆる健康食品と呼ばれる食品やサプリメントを利用している。
こうした食品に関して、国は有効性など一定の規準を有する食品に対して特定保健用食品・栄養機能食品・機能性表示食品などの表示を認める「保健機能食品制度」を設けている。
しかし、表示を見ただけで消費者がそれらを正しく利用できるとは限らない。いくら身体によい成分が入っていても、食べ方や飲み方が適切でなければ、効果が期待できないばかりか、逆に健康被害を招くおそれもある。
そこで、保健機能食品やサプリメントに関する指導・相談専門家の育成を目的に、NR・サプリメントアドバイザーの認定制度がある。受験対象は、医師、薬剤師、管理栄養士、保健機能食品やサプリメントを製造・販売する人など。食と健康のアドバイスを行う立場にある人が、認定試験を受けている。栄養学や医療系の学科をもつ大学・短大のなかには、この資格の受験資格を満たす課程を設けているところもあるので、調べてみよう。資格は5年毎に更新の義務があり、有資格者は常に最新の情報を得て業務にあたり、消費者の健康維持に努めている。なお、2025年の試験からCBT方式を導入し、全国主要都市300か所以上の会場で受験が可能となっている。