あん摩マッサージ指圧師は、手や指、あるいは治療器具などを使い、患者の体をもんだり、ほぐしたりして血行をよくし、疲れをとったり、痛みをやわらげる治療を行う人をいう。
あん摩マッサージ指圧師の仕事は人体を対象にするため、解剖学や生理学ほか十分な知識を身につけ、高度な技能を修得することが必要である。
あん摩マッサージ指圧師になるには、まず文部科学大臣が認定した学校や厚生労働大臣が認定した養成施設に入学する。そこで所定のカリキュラムを修了したのち、国家試験を受ける。
試験は筆記試験のみ行う。科目は①医学史を除く医療概論、②衛生学・公衆衛生学、③関係法規、④解剖学、⑤生理学、⑥病理学概論、⑦臨床医学総論、⑧臨床医学各論、⑨リハビリテーション医学、⑩東洋医学概論・経絡経穴概論、⑪あん摩マッサージ指圧理論、⑫東洋医学臨床論、となっている。
資格取得後は、病院や治療院など各種の医療機関、介護施設やリハビリテーション施設、またスポーツ医療関連の施設などがおもな職場となる。そうした場所で経験を積んだ上で、独立開業する道もある。
なお、高まる社会の期待に応えてより質の高い人材を育てるため、カリキュラムの見直しがなされた。2018(平成30)年度から、臨床実習の拡充を含め、履修すべき単位数、時間数が引き上げられている。詳しくは養成施設の入学案内などで調べてみよう。