はり師は、金属の鍼(はり)でツボに刺激を与え、筋肉のコリをほぐしたり、神経痛などの痛みをやわらげたりする治療を行う人をいう。
はり治療は古くから日本で行われてきた東洋医学の治療法の一つ。まず問診で患者の症状や病歴を確認し、治療法をよく説明した上で、治療を始める。治療は、金・銀・プラチナ・ステンレス等でできたはりを患者の症状に応じたツボ(経穴)に刺して刺激を与え、神経の興奮を鎮めたり、活性化を図ったりして自然治癒力を高めていく。
はりやきゅうは、その人がもともともっている自然治癒力を高める治療であり、予防医学的色彩が濃い。このことから、最近では治療だけでなく、スポーツ、美容、保健などの分野で健康の保持や増進にも取り入れられている。また、神経を刺激し、興奮を鎮めることから、はり治療にはリラクゼーション効果もある。そのため、ストレスがあふれる現代社会では、はり治療を希望する人が増えている。
資格取得にあたっては、定められた学校や養成施設で知識や技能を修得したのち、試験に合格しなければならない。養成施設のカリキュラムは、あん摩マッサージ師と同様見直しが行われ、より質の高い教育をめざして履修単位数が増えた。養成施設の入学案内などで内容を確認しよう。なお、はりもきゅうも視覚障害者については、申請により拡大文字や点字などによる受験が認められている。